初夏

若き数学者のアメリカ

私と夫が騒がしい東京から、自然豊かな街バンクーバーに越してきてから
この夏で5年目を迎えます。
それ以前にバンクーバーには何度も来たことがあり
ときには半年近く滞在もしたことがありました。
それでも、最初の1年は私には辛いことが多く
カナダ生活を自分のものにすることが、どうしてもできませんでした。
何度来ても、カナダに興味が全くもてなかったこと、
都会生活が恋しかった、永住権が降りるまでに時間がかかった、などなど
語り始めたら、かるく2,3時間はグチれるほど理由はたくさんあります(笑)。

本を持ち込んで長風呂をするのが私のストレス解消法のひとつ。
その頃によく読んだのが、「若き数学者のアメリカ」です。
何度も何度も、この本から元気をもらい
私にとっては、とても特別な本となりました。


若き数学者のアメリカ (新潮文庫)若き数学者のアメリカ (新潮文庫)
(1981/06)
藤原 正彦

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コロラド大学での助教授としてのアメリカ生活1年間を綴った体験記。
彼のアメリカでのひとつひとつの体験が”そうそう!”と思わず
共感してしまい、自分と重ね合わせながらいつも読んでいました。
この彼の体験記は、もう20年以上も前のことなのに
現在でも違和感を感じることなる読めてしまうのは
日本VS北米の文化や感覚の違いは、実はそんなに変わってないからなのでしょう。
藤原氏の国語力がこれまた素晴らしく、完成度が非常に高い作品だと思います。
彼の感性が豊かで、ユーモアのセンスに溢れているのがうかがえます。
普通のエッセー本とは一緒にくくれない、一緒にしたくない、まるで小説のようです。
ん?ちょっと褒めすぎかな??
ちょっと以前に、日本では「国家の品格」がベストセラーとなったようで
藤原雅彦といったら、そちらの方が今は有名かもしれません。
でも私は、やっぱり「若き数学者のアメリカ」が一番好きで、
続編的である「遥かなるケンブリッジ」も大切な本です。
こちらは独特なイギリスの姿を垣間見れ、とても面白かったです。





テーマ: 国際結婚 -  ジャンル: 結婚・家庭生活
by Chico  at 19:58 |  BOOKS |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

Hooray for Fish! (それゆけ!さかなくん!)

1年ぐらい前に、チビのために図書館で借りた本 「Hooray for Fish!」
イラストも色合いもポップで楽しくて、登場する魚の名前も楽しい。
語彙量を増やすのにも言葉のリズム感もいいなと思った本です。


それゆけ!さかなくん! (L.カズンズの絵本)それゆけ!さかなくん! (L.カズンズの絵本)
(2005/08/25)
ルーシー・カズンズ

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買おう買おうと思っていて、そのままになっていたのですが
今回の日本滞在中、本屋さんで見かけてビックリ。
どうやら日本で人気があるらしく、NHK教育でもTV放送されているとのこと。

日本語版?と思って開いてみたら・・・英語と日本語の併記でした!
これは即買い!!と本を持ってレジへ直行しました。
日本でも発売されている児童向けの洋書、全てこんなふうに
英語と日本語の両方が印字されてたらいいのに、と親としては思います。

お魚が題材なので男の子っぽいかなと思われるかもしれませんが
ストーリーはほとんどなくて、いろんな魚がおもしろい名前を持っているので
女の子の赤ちゃんでも十分に楽しめる本です。



参加してます。一押しお願いします☆




by Chico  at 18:49 |  BOOKS |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

海と毒薬

夏になると、この本を思い出して読み返すこと数回。
私は遠藤周作ファンです。
この本は私が彼の世界へのめり込む入り口となった作品です。

海と毒薬 海と毒薬
遠藤 周作 (1960/07)
新潮社
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最初に読んだときは、すごい衝撃を受けました。
フィクションではあるのですが、九州大学医学部で実際に起きた
アメリカ人捕虜の人体実験の事件をもとに書かれたストーリー。
エゴイズムと野望と孤独。初めから終わりまで、暗ーく陰気です。
でも読み返すと、その度に少し違った解釈もできて奥深い作品です。

うだる暑さの日本(もちろんそれ以外でも)の夏にぴったりの1冊です。





参加してます。一押しお願いします☆


テーマ: 読んだ本。 -  ジャンル: 本・雑誌
by Chico  at 06:03 |  BOOKS |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

美女と野球

1年前に日本へ帰ったとき、友人がおみやげにと3冊の本プレゼントしてくれました。
「あなたは”ナンシー関”を読むから、きっとこれも好きだろうと思って。」と
どれもリリー・フランキー。その中の1冊、「美女と野球」。

美女と野球 美女と野球
リリー・フランキー (2005/10/05)
河出書房新社

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「おでんくん」や「東京タワー」で有名なリリー。
私が彼を知ったきっかけは「おでんくん」で、
てっきり彼は絵本作家だと思い込んでました。
そんな思い込みから、最初の1ページを読んでビックリ。
しかも妊娠中に読んでて、お腹のチビにどうなのかと頭にありながらも、
おかしくて、あっというまに読み終えてしまいました。
気前よく3冊もプレゼントしてくれた友人に本当に感謝。
3冊の中に「東京タワー」もあるのですが、これはまだ読んでません。
とても楽しみにして3冊のうちの一番最後にとっといておいたのですが、
父の死をきっかけに、この本を読む勇気はいまだなく本棚で出番待ち状態。
いつになるかはまだ分かりませんが、必ず読みたいと思います。

にしても、リリーの本業って…?

by Chico  at 01:39 |  BOOKS |  comment (4)  |  trackback (1)  |  page top ↑

Gift From The Sea

夫はトロントへ4日間の出張で留守をしてました。
留守の間はちょっと心配だななんて思っていましたが
いやぁ〜、なんでしょう、この解放感!
チビはお昼寝も夜もしっかりと眠るようになったので
私の時間というのが以前より確実にもてるようになったおかげで
この4日間の私の生活は、身も心もなんとも自由なものでした。

昼間はお天気がとてもよかったので、出かけたり人と会ったり、
夜はチビが眠った後、お風呂にゆっくり入り、本をじっくり読めたり、
数独に夢中になったり、テレビ(ジャパン)をソファでごろんとしなら見たり。
なんて至福の時間・・・なんて思いました。
そこで、思い出したのがこの本。
リンドバーグ夫人の著書「海からの贈り物(Gift from the Sea)」
ja.jpg

ひとりだけの時間、居場所、シンプルな生活。
これを最初に読んだときは、結婚前のことでした。
その時よりもずっと今のほうが心に伝わってきます。
原書を読むほうがやはり言葉が活きているのですが
この和訳は十分にこの本の良さが表現されていると思います。

原書の英語レベルはそんなに難しくないのですし、
薄い本なので読みやすいかと思います。
ei.jpg


2足、3足、4足?のわらじを履いてがんばっている
この世の全ての女性への本です。




by Chico  at 03:15 |  BOOKS |  comment (7)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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Author:Chico
カナダBC州在住の35歳。こちらで初めての妊娠をしたものの流産。その4ヶ月後にまた妊娠し、2006年夏に男児、2008年春に女児を出産。子供たちとの生活がうれしいフルタイムママです。
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